TUP BULLETIN

速報457号 ドナからの手紙 2 月2日 外出禁止解除のサイダで兵士退去を待つ 050206

投稿日 2005年2月6日

DATE: 2005年2月6日(日) 午後1時37分

やっと終わった軟禁状態。パレスチナの小村。命がけのドナ。前回の続き パート3


 2004年4月イラクで、米軍包囲下のファルージャに人道救援活動のために入り、そ の帰路、地元のレジスタンスによる拘束を経験したオーストラリア人女性ドナ・マル ハーンは、現在パレスチナに滞在しています。彼女は、西側報道ではガザ地区での実 質停戦が伝えられるなかヨルダン川西岸北西部の小さな町で、イスラエル軍による外 出禁止令のもと命をかけて住民のために奔走しています。西側諸国にはほとんど報道 されない事実を、身をもって体験しているドナが伝えます。 (翻訳:福永克紀/TUP)


ドナ・マルハーン サイダのニュースと写真へのリンク 2005年2月2日

お友達の皆さんへ

いい知らせ:昼夜の別なく続けられたサイダの外出禁止令は撤回されて、町の外側に あった数々のバリケードも撤去されました。

あまりよくない知らせ:軍隊はまだ撤退していません。兵士たちが数家族の家を占領 しているのはそのままだし、装甲ジープで狭い通りを定期的にパトロールしているの も変わっていなくて、住民たちはいまだに怖がっています。

私たちがメディアで目にする確かな記事では、イスラエルはヨルダン川西岸の4つの 町での軍事行動を取り止めるそうです。これにはサイダのあるトゥルカレム地区も含 まれています。

イスラエル政府によると、撤退は明日開始される予定です。私たちは状況を監視し、 期待を込めてこの撤退が実行されるのを見るつもりです。

皆さんにはぜひとも、自国の外務大臣とイスラエル政府に手紙を書いて、ヨルダン川 西岸の町から軍を撤退させることを歓迎し、検問所をはじめとする占領装置を解体す るような更なる前進を促していただきたいと思います。

サイダ村の侵略中と、その前後の写真のいくつかを皆さんと分かち合いたいと思いま す。

www.donnainpalestine.photosite.com を開いていただくとその写真があります。こ こには、サイダ包囲攻撃中のさまざまな段階のアルバムいくつかがあって、スライド ショーとしても個々の写真としても見ることができます。

パレスチナの追加情報は、まもなく送ります。

皆さんの巡礼者

ドナより

追伸:サイダ村の人々へ多大な支持を寄せてくださった皆さんがた、ありがとう。彼 らは物理的には隔離されてしまっているかもしれないが、孤立しているわけではない と聞いて大変感謝していました。

追追伸:有用なメールアドレス:アリエル・シャロン首相 pm_eng@p… 、 シャウル・モファズ国防相 sar@m… 、ツァフィ・ハネグビ国内治安相 sar@m…

追追追伸:「ここで私たちが閉じ込められていることを、知っている人がいるのです か?」――サイダの老農夫

(翻訳:福永克紀/TUP)

原文:Saida news and link to pics URL: http://groups.yahoo.com/group/ThePilgrim/message/149