TUP BULLETIN

速報588号 レベッカ・ソルニット 「ウォルマートのアメリカ美術館」 060303

投稿日 2006年3月10日

FROM: hagitani ryo
DATE: 2006年3月10日(金) 午前9時11分

☆財力にものを言わせた美術作品の略取★
レベッカ・ソルニット、ひさびさの登場です。本稿では、巨大小売業“ウォ
ルマート”のオーナーによる米国勃興期絵画の至宝の購入を話題にし、戦争
について直に語っているわけではありませんが……財力にものを言わせた国
民的美術作品の入手は、戦争に似たような構図を示しています。戦力にもの
を言わせた侵略・占領軍は、武装ゲリラ闘争に遭遇します。アートの戦場
で、ソルニットは、映像作品、ウェブサイト、著作など、創作活動という非
暴力ゲリラ戦を呼びかけているようです。井上

凡例: (原注)[訳注]〈ルビ〉《リンク》
___________________
トムグラム:
レベッカ・ソルニット、ウォルマート・アートを語る
トム・ディスパッチ  2006年2月18日

[まえがき――トム・エンゲルハート]

たいがいの読者の皆さんが本稿をお読みになっているころ、私はカリフォル
ニア州サンディエゴからニューヨーク市に戻る便の機中にあり、私の希望的
推測よりも多数のウォルマート店舗の上空を飛んでいるはず。米国内にざっ
と3700棟ばかりある、窓のない巨大なウォルマート店舗を一列に並べる
としたら、それは、ウソのようなホントウ、ひとつの事実になるに違いな
い。月から万里の長城が見えるというのは都会伝説だが、ウォルマートを並
べた壮大な壁〈ウォール〉は、月面から――ひょっとすると火星からも――
目視できる唯一の人造構築物になるかもしれない。メキシコにある(アズ
テック人すらうらやむ)700棟近くのものを含め、1500棟の海外店舗
を列に加えれば、たぶん天の川にある異星文明のどれひとつとして、この壁
を見落とすわけにはいかない。

レベッカ・ソルニットも、やはり国土上空を飛んでいたに違いない。と言う
のも、ウォルマート資金の一部はメキシコを店舗網で覆いつくすことによっ
て得られたものだが、それが今や四角い箱[店舗]から飛びだし、芸術の最
高傑作がきらめく高尚な大気圏に向かっているのに気づいたのだから。彼女
はいぶかった。地方文化や比類のない手工芸を痛めつけることによって稼い
だ財産の相続人が、アーカンソー州はベントンヴィルに建設中のアメリカ芸
術の比類のない美術館のために比類のない一品を購入するとは、どういうこ
と? いつもの印象的な口上で語る、ウォルマート・アートの探究は――ト
ム・ディスパッチでは、お代はタダだが――木戸銭を払うに値する。

トム・ディスパッチから生まれた最初の書籍、ソルニット著『暗闇のなかの
希望』は――彼女のトム・ディスパッチ最近稿2編をもって増補するためも
あって――新規改訂版《*》が出版されたばかりである。(カニの横走りの
ような)歴史の動くさまを説き明かす同書は、この暗黒時代に生きる私たち
みなにとって、今も道標〈みちしるべ〉になっている。あなたが絶望なさっ
ておられるなら、最寄りの独立系書店に走って、同書を手に取り、そのうえ
で、ウォルマート・ビエンナーレ[隔年ごとに開催される芸術展]とはいっ
たいどんなものか、ご一考なさるとよい。トム
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/booksea.cgi?ISBN=1841956600

ウォルマート・ビエンナーレ
――レベッカ・ソルニット

昨年、ウォルマートの跡継ぎ女性、アリス・ウォルトンがアッシャー・B・
デュラン[*]の1849年絵画『同族(Kindred Spirits)』を購入した
とき、狙いを税金――このケースでは、購入価額3500万ドルに対する約
300万ドル――の免除に定めた法令をアーカンソー州に制定してもらった
のを問題にするのではない。ニューヨーク公立図書館がその絵の売却を決定
したとき、国立美術館とメトロポリタン美術館とがそれを公共所蔵品のまま
にしておくために提携したが、(フォーブス誌の2005年度推計によれ
ば)女性としては世界で2番目の金持ち、全体では8番目の資産家がかっさ
らってしまったことを問題にするのではない。ニューイングランドの文化生
活にとって護符のようなこの作品をはじめ、他の古いアメリカ絵画多数を、
ウォルトンが、アーカンソー州ベントンヴィル、ウォルマート本社所在地に
建設中のウォルトン家の博物館、クリスタル・ブリッジズ・アメリカ美術館
にやがて展示するつもりであるとしても――なんと言っても、アメリカ中部
の住民もやはり良質の美術作品を鑑賞してしかるべきなので――これを問題
にするのではない。ウォルマート・ウォッチ[監視]コムが指摘しているよ
うに、この絵画の取得価額は、アーカンソー州がウォルマート従業員397
1名の雇用に対する公的助成金として隔年度ごとに支出する金額に等しく、
あるいは、ウォルマートの平均的なレジ係の時給は7ドル92セントであり
――ウォルマートは常勤扱いに届かない勤務形態を好むので、就労時間は週
29時間にしかならず――レジ係がこの絵の価額を稼ぐためには、給金から
食費・住宅費・その他の生活費を差し引くことなく、3000年近く働きつ
づけなければならない(州議会がこの半永久的な働き蜂の税免除を認めな
かったとすれば、税支払いのために、さらに数百年を加えなければならな
い)ということさえ、問題にするのではない。
[Asher B Durand: 1796-1886=アメリカの勃興期、新大陸住民としてのア
イデンティティーを称揚したアーティスト集団、ハドソンリバー・スクール
の中心になってニューヨークで活動した画家]

問題の所在は、この絵画が何を意味するか、またアリス・ウォルトンと彼女
の180億ドルとが何を意味するかということにある。美術に対する愛顧は
一種のマネー・ローンダリングであり、汚く稼いだ財産の立派な表面〈おも
てづら〉にいつもなってきた。いくつものアメリカ美術館に収蔵された、
ロックフェラーのみごとな民衆芸術コレクションには、1914年、コロラ
ド州ラドローの鉱夫虐殺[*]を描いた絵画は、ロックフェラーの暴漢たち
に運び出されて、含まれていないし、ロサンジェルスのJ・ポール・ゲティ
[石油王]美術館は石油について何も語っていない。それにしても、デュラ
ンの絵画は、たぶんたいがいの美術作品にもまして、ウォルマートが傷つけ
てきたアメリカの理想の枠組みにとっての基準になるものだから、ウォル
マートと『同族』との組み合わせには、これまでの泥棒貴族とチャペル[礼
拝堂]や美術館や美術コレクションとの関係どころではない、どこか奇妙な
ところがある。
[4月20日、IWW(全米鉱山労働者組合)の指導する炭鉱労働者のスト
のさい、コロラド州軍が機銃掃射により女性と子供13人を虐殺。その後、
国際的な抗議のなかでウィルソンは連邦軍を出動させ鎮圧。闘争は66人の
死者を残し敗北。
出典:『米国年表』その2――
http://www10.plala.or.jp/shosuzki/chronology/usa/usa2.htm]

石油企業が、自社の環境保護に対する取り組み、地球温暖化の抑制、石油代
替エネルギー開発推進と石油資源保全対策を自画自賛する広告をしょっちゅ
う出している裏で、その多くが気候変動の現実そのものを否定する論者たち
に資金を提供している時代にあって、併せ呑むわけにはいかない対立項を含
まないものなどないのは、ほんとうかもしれない。だが、『同族』は、国際
的なイメージ作りのためのたいがいの人質よりも昔なじみであり理想主義
的、この時代の対極に歴然としてあるものなのだ。

『同族』は、デュランの友人でありアメリカ風景画の大家、トーマス・コー
ルを、詩人にして編集者であるウィリアム・カレン・ブライアントと一緒に
描いている。ふたりはキャッツキル山地[ニューヨーク州東部の山地]の瀑
布の上に張り出した岩の上に立ち、彼らを取り巻く木樹や空気もろとも金色
の光を浴びている。絵の主題は、惜しみない友情であり、アメリカの景観そ
のものに対する親愛の念、情熱の念さえもそれに含まれる。コール、デュラ
ン、ブライアントの作品には、ヘンリー・デイヴィッド・ソローやウォルト
・ホイットマンの著作と同じく、自然への愛、美、真実、自由はおのずから
緊密に繋がっているとする新しい信念、アメリカ人であることが意味するも
のの最高に理想主義的な形のひとつとして、いまだに息づいている夢想的な
洞察が見てとれる。

コールは、アメリカの景観の可能性、つまり、まだ遺跡や歴史的事跡だらけ
になっていない環境において、価値は減殺されるのではなく大きく育つと理
解した最初のアメリカの画家であると言ってよく、だからこそ、カリフォル
ニア礼賛者であり、やがてシエラ・クラブ共同創設者になるジョン・ミュー
アが天命に応じた時よりも半世紀近く前に、原生自然の代弁者になった。ブ
ライアントは、ニューヨーク・イブニング・ポストの編集主幹になり、その
結果、当時の文化状況における中心人物になる前に、すでに詩人として名声
を博していた。彼は、組合運動が成立するよりもずっと前の1836年、ス
トライキを敢行した裁縫工集団を擁護し、その後、彼の新聞を奴隷制度反対
運動の広報紙に仕立てなおし、やがて(当時はもっと進歩的であり、二党政
治の恩恵にもそれほど浴してなかった)共和党の創設者になって、つねに自
由・人権の旗手でありつづけた。彼はエイブラハム・リンカーンの早くから
の支持者であり、やがてニューヨークのセントラル・パークとメトロポリタ
ン博物館とに結実する――自然やフリー・アクセス[無償利用権]の啓蒙的
な力を信じる民主的な都市文化に立脚した――プロジェクトの早くからの支
援者だった。ブライアントの時代からウォルトンの時代までの共和党の転変
は、たぶんアメリカのへんちくりんさの指標としてあまりある。あるいはた
ぶん、絵画とは何か、ウォルマートは何であり、その跡取り女性は何者かと
いった細部が鍵になる。

『同族』は、裕福な衣類雑貨商、ジョナサン・スタージェスが、1848年
に急死したコールに手向けたブライアントの美しい追悼の辞を記念して、彼
に贈るために製作を依頼したものである。ブライアントはそれを娘のジュリ
アに遺し、彼女は1904年にこれをニューヨーク公共図書館の前身機関に
寄贈した。同図書館が財政難を訴え、他の美術作品と一緒に売りに出すま
で、これは第三者間で取り引きされる商品ではなかった。ところが今や、奴
隷制度反対運動や原生自然の擁護者たちの肖像が、米国内や海外における労
働条件を劣化させることによって、また北アメリカの景観を傷つけることに
よって利益を得ている女性の所有物になったのである。

たぶん問題の所在は、クリスタル・ブリッジズ美術館が、ウォルマートの偽
りの顔、ぜんぜん資格のない企業のための、手作りによるメード・イン・ア
メリカ理想主義芸術のコレクションであるように見受けられることにある。
こういう施設はすべて同じだが、この美術館はウォルマートの億万長者たち
を、高級文化、アメリカ歴史、美しく造形された作品――ウォルマートの無
表情で平板な箱型店舗のなかで見受ける品物から程遠い理想と悦楽の群れ
――に関連づけようとするだろう。富に付随する特権のひとつは、自分が後
押しして作りだした状況から、金の力で自分自身を救い出すことであり、だ
から金持ちは、規制緩和を唱えながら、浄水器を設置し、ペリエ[発泡性ミ
ネラルウオーター]をケースで積み上げたり、小さな政府を主張しておい
て、自分たちだけの警備員や教育専門家を雇ったりする。

断言しても大丈夫だと思うけれど、ウォルトンは、私たちに売っているもの
よりもたぶん立派な条件のもとで製造された素敵な品じなに囲まれて暮らし
ている。美術館なるものは、剥製師が鹿を愛する流儀で芸術家を愛している
と私はつくづく信じてきた。おそらくアリス・ウォルトンはアメリカ文化の
最良のもの――最良であり、滅びゆくもの――を剥製にし、展示しているの
だ。おそらくクリスタル・ブリッジズは、私たちが、産業化とグローバル化
に先立つ長い歴史、創造と製作とがそれほど無作法に分断されていなかった
時代、あなたの生活用品の作り手が顔見知りであり、物づくりが熟練わざで
あり、意味のある営為だった時代を改めて見るために訪れることができる場
所のひとつになるのだろう。たいがいの視覚芸術にまつわる楽しみのひとつ
は、製造行為が多数の工程に分断され、さまざまな反復作業に分解された結
果、どこへ行っても失われた、まさしくあの心と手との繋がりのなかにあ
る。

おそらく彼女は私たちのために「アメリカ人が顔見知りのために地産品を手
作りしていた時の美術館」を建てることができただろうし、あるいはおそら
く、他の同種施設と同様、これこそクリスタル・ブリッジズがなろうとして
いるものなのだろう。はたまた、商品情報によれば、ウォルマートの品揃え
のうち、いまだじっさいに米国内産であるのは――今のところ――半分に満
たないにもかかわらず、ウォルトンは「アメリカ人が物づくりをしていた時
の美術館」の開設を計画することすらできた。ところが、この世界一の金持
ち女性は、背後に広がる職人仕事よりも、前景にあるアメリカの古風なイ
メージがお好みであるようだ。

すでにウォルトンは、チャールス・ウィルソン・ピールによるジョージ・ワ
シントンの肖像画や、ウィンスロー・ホーマー、エドワード・ホッパーの絵
画を彼女の美術館のために買い集めている。報道によれば、この美術館はと
ても多くの先住アメリカ人たちの19世紀肖像画を展示することになる――
もっとも、彼女が南北アメリカ先住民の歴史を推奨するとはとても思えない
が。昨年11月、メキシコ・シティ近くのテオティワカンにオープンした
ウォルマート店舗は、アズテック文明の太陽のピラミッドにあまりにも近く
隣接しているので、多くの人が現地環境が劣化すると考えている。じっさ
い、ウォルマートの駐車場が、それよりも小振りな寺院の敷地を潰してし
まった。「これは地球規模の利権による征服の旗であり、私たちの文化の破
壊の象徴なのです」と、地元の学校教師が言った。NAFTA[北米自由貿
易協定]のような自由貿易政策のおかげで、ウォルマートはメキシコ最大の
小売業者・最大の民間雇用主になった。

ウォルトンが、往時の美術を後援していたスタージェスにもっと似ていた
ら、どうなっただろう。ウォルマートとアメリカ(それにメキシコや中国)
について言いたいことがあるアーティストたちを彼女が支援していたとした
ら、どうなっただろう。ベニス・ビエンナーレ[隔年開催の美術展]やサン
パウロ・ビエンナーレの流儀で、ウォルトンのビエンナーレが開催されてい
るとしたら、どうなっただろう。なんと言っても、ウォルマートは、それじ
たいがドイツやロシアやイタリアの先陣を切って、中国の7番目の貿易相手
なのだ。ウォルマートが国家であれば、世界で19番目に大きな経済規模を
誇ることになる。ウォルマートがああいう国ぐにと同じ規模であるなら、ど
うして独自の現代美術展覧会を開いてはいけないのだろうか? だけど、
ウォルマート国や同国のアーティストなんて、どんな見ものになるのだろう

モシェ・サフデ[建設家]だったら、たぶんアーカンソー州ベントンヴィル
に建ててくれるだろう、開放的で明るく、知的な建物ではなく、ウォール
マートの閉鎖店舗(とてもたくさんあって、その多くはただ単に従業員の組
合組織化を阻止するために閉店したもの)の大きな箱を、MOCA、すなわ
ち現代美術館、あるいはもっと望ましくはMOCWA、すなわち現代ウォル
マート美術館に転用すると考えてみよう。あるいは、ウォルアートとでも呼
ぼうか。なんと言っても、ロサンジェルスのMOCAは、もともと用済みの
倉庫に入所していたのだ。全面的にウォルマートで入手可能な材料だけを
使って、アーティストたちに自由に芸術活動をしていただいてもいいし、私
たちの時代におけるウォルマートの地球規模の方針――貧困、消費主義、ス
プロール化、人種主義、性差別、未登録労働者に対する搾取――にまつわる
美術作品をものしてもらってもいい。

現代アートの担い手が、たぶんアドベ・フォトショップ[画像編集ソフト]
を用いて、『同族』を何回も何回もリメイクするとしたら、どうだろう。今
度は、コールとブライアントとが、岩の露頭にではなく、そうだ、キャッツ
キルくんだりにあるウォルマート店舗のパズル・画材売り場に茫然自失・意
気消沈して立っているとしたら、どうだろう。あるいはそうでなくて、木樹
の群葉と金色の光に包まれた、あの荘厳な居場所にいるのは、少しばかり背
を丸め、お腹をすかせた何人かの最底辺労働者であり、ある意味で民主的な
社会についに招き入れられたのだとしたら、どうだろう。悲しく寂しい住民
すべてがウォルマートで買いものし、おまけに店内でコーヒーとホットドッ
クの食事を済ませるので、エドワード・ホッパーの描く昔懐かしい下町が板
塀で囲いこまれているとしたら、どうだろう。あなたがウォルマートで購入
する品物をじっさいに作っている人たちが、企業の人種主義を告訴している
アフリカ系アメリカ人トラック運転手たちが、またわが国最大の差別告発・
集団代表訴訟の先導的な原告女性たちが、ビデオ映像になっているのを思い
浮かべてみよう。被告は、とうぜんウォルマートだ。

アリス・ウォルトンが、建築家のマイケル・グレイブス[ニューヨーク美術
館、ホイットニー美術館などの設計者]と組んで、ターゲット[米国の大型
スーパー]の後追いをすると決意し、上述したことがらにまつわる、なんら
かの最先端の現代アート、私たちに購入可能なビデオやDVD、壁に貼る印
刷物、売り場で催すパフォーマンス、彼女の労働者たちでさえもが納得でき
る芸術の製作を依頼していたとしたら、どうだろう。ウォルマートが、神聖
なアメリカ美術を赤裸々な拝金主義や露骨な搾取の陰部に貼りつけるイチジ
クの葉に変えてしまうのではなく、ウォルマートとは何か、その正体を白状
するとしたら、どうだろう。だが、ほんとうのことを言えば、私たちの頭の
なか、私たちのウェブサイトのなか、あるいはあちこちいたる所、日常生活
の場における私たちの読み物のなかに、なんとかしてウォルマート美術館を
設立するのは、彼女の仕事ではなく、私たちの仕事なのだ。

[筆者] レベッカ・ソルニット。トム・ディスパッチに由来する彼女の著
作『暗闇のなかの希望――非暴力からはじまる新しい時代』(”Hope in
the Dark: Untold Histories, Wild Possibilities”)の増補新版が発売さ
れている。他の最近の著作に” A Field Guide to Getting Lost”[仮題
『迷子実践教本』]、マーク・クレット、バイロン・ウォルフェとの共著”
Yosemite in Time: Ice Ages, Tree Clocks, Ghost Rivers”[同『ヨセミ
テ年代記――氷河時代、年輪時計、水無し川』]など。

[原文]
The Wal-Mart Biennale
By Rebecca Solnit
Posted at TomDispatch on February 18, 2006
http://www.nationinstitute.org/tomdispatch/index.mhtml?emx=x&pid=60904
Copyright 2005 Rebecca Solnit

[翻訳]井上利男 /TUP

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