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速報979号 イスラエルによる空爆の性質を現地調査 ― ヒューマン・ライツ・ウォッチ7月16日付け報道(前半)

(2014年07月20日)

◎  戦時国際法と国際人道法に違反する攻撃の結果、犠牲者の77%は市民(国連発表)




7月10日付け朝日新聞朝刊10面の記事は「イス ラエル軍は夜間を中心に、ハマスなど武装勢力の幹部を狙った空爆を続けている」と報じています。イスラエル軍の発表をそのまま事実扱いで記載しているので すが、それは事実なのか。どちらの当事者にも属さない人権団体、ヒューマン・ライツ・ウォッチが現地調査を行ない、被害の実態とイスラエル側の説明を裏付 ける証拠が提示されていないことを報じました。

パレスチナの人々の生存権が容赦なく攻撃、剥奪されている現実がもっと広く認識され抗 議 の声が大きくなって、人間の命と尊厳が蹂躙されている現実が正されない限り様々な抵抗が止むはずはありません。現在の危機が正しく終焉するように、直接の 攻撃にさらされていない私たちがなすべきことは何かを考える資料の一つとして、この翻訳記事をお役立ていただければ幸いです。

長文の記事なので、二回に分けて配信します。

記事前半前書き、翻訳: 高橋真澄

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速報978号  イラクの危機についてのIVAWの公式声明

(2014年06月22日)

◎爆撃ではなくイラク人自らの手による解決を




イラクで武力を動員した「宗派対立」が深まる中、米国の再度の軍事介入が危惧されています。この危機を承けてIVAW(反戦イラク帰還兵の会)が介入に反対する声明を発しました(メールニュース配信6月18日)。

2003年に開始されたまったく理不尽な戦争で、イラクはすっかり破壊されてしまいました。そのイラク戦争で日本政府は「友人(米国)が血を流しているのに後方支援ぐらいしないわけにはいかない」「自衛隊の駐留するところが非戦闘地域である」などの理屈を動員して共犯者となりました。その後 10年経つも、国会で約束したイラク戦争の検証は、未だ始まっていません。

その一方で今、政府は、国家に対する憲法による縛りを緩めさせ、戦争できる国にするため一歩でも二歩でも前進しようと、日夜汗をかいています。集団的自衛権や集団的安全保障というラベルを貼った、他国民殺戮の「権利」を手に入れようとしています。

今こそイラク戦争の検証を始めるべきではないでしょうか。イラクで今起こっていることは、いったい何に起因するのか明らかにすることなく、武力行使の是非を論議することは過去の罪にもっと大きな罪を重ねることではないでしょうか。

この文脈で、「冬の兵士」を読み直すことも意義があると思います。IVAW主催のイラク・アフガニスタン戦争公聴会の記録をTUPが翻訳し岩波書店から出版されたものです。「米国の若者と共に血を流さなくていいのか」と煽られている日本の若者に、戦争の実相を今一度確認していただきたいと切望します。どの国の若者の血も流させないために。

IVAWの公式声明を紹介します。

前書き・翻訳: 高橋真澄
参考情報: TUP 「冬の兵士–イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実」
http://www.tup-bulletin.org/?post_type=books&p=1162

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速報977号 サリンは誰のものか

(2014年05月28日)

シーモア・ハーシュによる調査報道記事「サリンは誰のものか--オバマ政権は何を知っていたのか、何を知らなかったのか」の翻訳(月刊『世界』5月号掲載)を改めてTUP速報としてお届けします。

翻訳:荒井雅子・宮前ゆかり(TUP)、前書き・解説:宮前ゆかり

原文: Whose sarin?

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