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TUP速報1005号 チョムスキー・インタビュー:トランプによる北朝鮮への威嚇の危険

(2017年05月13日)

◎外交的努力は成功したことがあるが、制裁や厳しい対応は失敗してきた
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トランプ政権は北朝鮮に対して力を誇示したが、安倍政権はそれに同調して、外交解決を求めるどころか危機を煽るような行動をとり、危機に便乗して自らの政治的な目的を押し進めようとしている。ノーム・チョムスキーは、外交のみが北朝鮮の核開発中断を引き出してきた歴史を振り返り、今も外交解決の道筋が実際にあることを指摘して、非核化を達成する唯一の手段として対話を強く求める。そして「終末時計」に示された現在の核・環境危機の深刻さに警鐘を鳴らす。
(前書き/荒井雅子、翻訳/荒井雅子・宮前ゆかり/TUP)
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TUP 速報 1004 号 日本はNSAと世界的監視を拡大した秘密の取引を行っていた

(2017年05月11日)

4月24日、NHKの番組「クローズアップ現代+」と米国の調査報道非営利機関「インターセプト」は、エドワード・スノウデンが告発したNSA秘密文書の中で特に日本に関する13の文書に基づく報告を各自同時に公開した。

NHK の番組では、スノウデンおよびその他の米国政府内部告発者の重要な発言が吹き替えや字幕の翻訳のオミッションで焦点がぼかされているが、スノウデンの発言内容から、NHKによるインタビューは2016年半ば頃に行われたものと推測される。文書の分析および番組公開までに随分と時間が経っている。問題案件が ずっしり詰まっている文書であるが、番組放映後も日本の主要な報道機関各社は現時点では突っ込んだ調査報道記事を出していない。

一方、インターセプトの記事にはソース文書がリンクされており、文脈の検証に有益である。

日米の軍事諜報活動の実態、日本のグローバル戦争への関与、および世界的な地政学的環境における日本の立ち位置と歴史的文脈を包括的に把握するために、ぜひ多くの日本市民にインターセプトの記事およびリンクされているNSA内部文書をじっくりと読んでいただきたい。

(前書き:宮前ゆかり、翻訳:宮前ゆかり、荒井雅子)

 

〔  〕:訳注

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速報1003号 トランプ政権が目論む日本と韓国の核武装、中国への威嚇:東アジアの転換期?

(2017年05月04日)

◎日本と韓国が核武装した世界



国務長官に就任する以前から、南シナ海問題に言及し中国をけん制していた米国のティラーソン国務長官が、就任してひと月後の3月に日本、韓国、中国へと訪問した。

訪問で、ティラーソン長官は日本と韓国の核武装を容認したともとれる発言をしている。日本は憲法九条で、国際紛争を解決する手段として武力の行使を放棄した国のはずなのだけれど、改憲を主張する安倍首相は平和憲法のことなど忘れたかのように、朝鮮半島の近海で米空母と共同訓練に自衛隊の艦隊を送った。

ティラーソン長官の発言は、あり得ないと思っていた、核武装した「普通の国・日本」が現実になる明日を予想させる。東北アジアの緊張が煽られて、否が応にも高まるなかで、日本と韓国の核武装が実現してしまえば世界の紛争地図はあっという間に変わってしまうだろう。

オーストラリアのロイヤル・メルボルン工科大学ノーチラス研究所の上級研究員、リチャード・タンター氏が、日韓の核武装した世界に警鐘をならす報告書をアジア太平洋ジャーナルに寄稿した。

キム・クンミ/TUP(前書き・本文訳)

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