TUP BULLETIN

速報951号 ドナより 署名して、手紙を書いて、ロビー活動をして、「騒乱」を起こしましょう!

投稿日 2012年9月27日

さあ、取り掛かりましょう、そして騒乱を起こし始めましょう!






オーストラリア人女性ドナ・マルハーンは、2003年の春にはイラクで「人間の盾」に参加した。04年春にはイラクで米軍包囲下のファッルージャに入り、その帰路地元レジスタンスによる拘束を経験し、つぶさにその報告をしてくれた。04年冬から05年春にかけてはイラク・パレスチナ「巡礼の旅」を伝えてきた。05年8月には、シンディ・シーハンのキャンプ・ケーシーに駆けつけ、アメリカからの報告は、ほとんど実況中継だった。05年12月にはオーストラリアがイラク戦争に最も貢献してきたパイン・ギャップ秘密基地に侵入し、「市民査察」を強行して逮捕されたが、08年2月に無罪判決を勝ち取った。09年末から10年初頭には、イスラエルによる包囲封鎖に苦しむパレスチナ・ガザ地区に入って援助を届け、現地から報告してきた。10年2月に、『普通の勇気――わが旅、人間の盾としてバグダードへ』を出版した。11年3月に、アフガニスタンのカーブルに向かい、地元の「青年平和ボランティア」と共に行動した。12年7月に4度目のイラク訪問を敢行し、劣化ウラン弾などの有毒兵器の被害に苦しむファッルージャの女性や子供の現地調査を終え、無事帰国した。

イラクの現状、ファッルー ジャの女性・子供の惨状を伝え、オーストラリア中を講演して回っているドナが、今年10月に予定される国連総会第一委員会での劣化ウラン兵器使用に関する情報公開を求める新決議に対する支援を求め、「騒乱」を起こそうではないかと訴えます。
(翻訳:福永克紀/TUP)

署名して、手紙を書いて、ロビー活動をして、「騒乱」を起こしましょう!
ドナ・マルハーン
2012年9月20日

お友達の皆さんへ

皆さんはもう、間もなく行われる劣化ウラン問題の国連投票についてボブ・カー外務大臣に手紙を送っていただけたでしょうか。

送信済みでしたら感謝を申し上げます!(そして是非私に知らせてください)、もしまだなら、まだ時間があります! 下に皆さんの手助けになる情報のリンクを掲げておきます。

とはいえ、その前に、このオンライン請願に署名し、できるだけ広範囲にこれを知らせていただけないでしょうか。ここでは数が重要です。署名数が多いほど、「ゲタップ」がこのキャンペーンを支援する可能性も高まり、政府もより注目するのはもちろんです。
[訳者注:ゲタップ GetUp。オーストラリアの色々な進歩的キャンペーンを後援するNGO。GetUp.org.au]

さあ、署名しましょう。
http://www.communityrun.org/petitions/change-australia-s-vote-on-depleted-uranium-weapons-at-the-un-in-october

来たる数週間に私はキャンベラで国会議員と面会を重ねる予定で、彼らに千名以上の署名を集めたと言えれば素晴らしいことでしょう――さあ、さっそく取り掛かりましょう!

私たちが必要とするもう一つの重大な行動は、劣化ウランに関する今度の国連投票で、オーストラリアはどのように投票すべきだとあなたが考えるのかを、外務大臣に知らしめることです。

あなた自身の手紙文を考える手助けとなるいくつかの情報と見本の手紙がここにあります。
http://stopwarcoalition.org/urgent-action-needed-join-the-campaign-to-ban-depleted-uranium-weapons/

この問題について、いろんな理由から、私たちにはできないことがたくさんあるのではないかと推測します。しかし、提唱する(署名し、請願を広げ、手紙を書き、電話し、関心を高める)ことは、「ウイ キャン ドゥー」なことです。
[訳者注:ウイ キャン ドゥー WE CAN DO。原文ではここだけ大文字になっており、明らかにオバマ大統領の選挙キャンペーンをもじっていると思われます]

来週はタスマニアに行き、10月12日からはバイロン湾地区に行きます。詳細は下記に。ああ、友人が送ってくれた『聖フランチェスコの祈り』のこのバージョン、『騒乱の祈り』を下に書いておきますので見てください、私はとても気に入っています!

さあ、取り掛かりましょう、そして騒乱を起こし始めましょう!

皆さんの巡礼者
ドナより

追伸:ボブ・カーの郵便連絡先――ACT2600 キャンベラ 国会議事堂 外務大臣ボブ・カー殿。同様にツイッターの @bobjcarr で即製メッセージを送ることも、彼のウェブサイトの連絡ページ http://aph.gov.au/Senators_and_Members/Parliamentarian?MPID=wx4 からメッセージを送ることも、電話番号02 6277 7500で連絡することもできます。

追伸:今後の講演会予定
9月25日(火)ホバート。午後7時30分。会場:ムーナ ホプキンズ・ストリート24 セント・テレージーズ・スクール ムーナ・ホール。
9月26日(水)デボンポート。午後7時30分。会場:デボンポート ジェームズ・ストリート127 セント・ブレンダン・ショー・カレッジ図書館。
9月27日(木)ローンセストン。午後7時30分。会場:プロスペクト・ベール ウェストベリー・ロード282 (セント・パトリックス・カレッジ)職員室
[訳者注:原文には書かれていませんが、この住所に該当するのはセント・パトリックス・カレッジであるので書き加えました]
10月12日(金)マランビンビー。生の音楽のあとに講演。マランビンビー・RSLクラブ
10月14日(日)マランビンビーのエキュメニカル・サービスで、未確定。
10月15日(月)バイロン湾で講演、おそらくRSLクラブで、詳細は未確定。

追追追伸:『騒乱の祈り』
主よ、騒乱への意思を発露する回路として私を用い給え
無関心ある所には、私をして挑発させ給え
服従ある所には、疑義をはさませ給え
沈黙ある所には、私を声となさしめんことを
過大な安楽と過小な行動しかなき所には、波乱を与え給え
扉を閉ざし心を塞ぐ所には、聞き入る心を与え給え
法に縛られ痛みから目がそむけられている時には、
ただそのことを語るより、
正義の「行動」を探求する力を私に与え給え
貧しき人の「ため」のみならず、貧しき人と「とも」にあるように
「愛しき人」のみならず、「愛しからざる人」も愛せるように
主よ、私を騒乱への回路として用い給え

[訳者注:上記『騒乱の祈り』は、『アッシジの聖フランチェスコの祈り』の本歌取りです。参考のため、本歌に当たる『祈り』の拙訳を以下に掲げておきます。

『アッシジの聖フランチェスコの祈り』
主よ、私をあなたの平和の道具となさしめ給え
憎しみのあるところに愛をもたらし給え
危害のあるところには許しを
不和のあるところには一致を
疑念のあるところには信仰を
誤りのあるところには真実を
絶望のあるところには希望を
悲しみのあるところには喜びを
闇のあるところには光を
主よ、慰められるより、慰めさせ給え
理解されるより、理解させ給え
愛されるより、愛させ給え
私たちは、与えることで授かるのですから
許すことで許されるのですから
死ぬことで永遠の命を授かるのですから
(出典:Ordinary Courage 『普通の勇気」ドナ・マルハーン著)]

原文:Sign, write, lobby: Let’s DISTURB!
URL: http://groups.yahoo.com/group/ThePilgrim/message/260