TUP BULLETIN

速報第22号 03年3月27日パンタ笛吹の帝国現地レポート3

投稿日 2003年3月27日

僕の住んでいるボルダーの新聞、ディリー・カメラ紙には毎日、戦争賛成、反対、さまざまな意見が掲載されます。

中でもよく見かけるのが、サダム・フセインの恐怖におののくアメリカ人たちの本音です。それだけ、メディアによるプロパガンダが成功しているということなのでしょう。今朝の新聞に載っていたのは・・・

★手遅れになる前に、サダムを抹殺しなくては!

もしサダムが来たら、彼はあなたの子供たちを拷問にかけるでしょう。サダムは悪魔です。みなさん、サダムはあなたが死ぬまで残虐行為をやめないでしょう。  もし9/11の前にビンラデンをやっつけていたら、どんなによかったでしょう。でも、サダムの場合は、もっとひどいです。生物化学兵器を積んだミサイルを今にも使おうとしています。  サダムがアメリカを襲ったら、9/11なんてピクニックに思えるくらいの大虐殺が起こるでしょう。サダムを生かしておくのは、私たちアメリカ人にとって、自殺行為です。

マリーナ・ガウチ(デイリー・カメラ)

http://www.dailycamera.com

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★オスカー演説におけるマイクの不思議

マイケル・ムーア監督がオスカー授賞式の壇上で「ブッシュよ、恥を知れ!」と叫んだ時、会場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。会場にいた目撃者の話によると、ブーイングしたのは5人ばかりだったという。

しかしメジャーTVのニュースでは、ムーア監督を3秒ばかり映した後、すぐに数人の不機嫌な観客の顔を映し出し、その間、ブーイングしている5人のボリュームを目いっぱいにあげた。  その結果、ムーア監督の発言はブーイングとしかめつらに迎えられた、とテレビ視聴者に伝わったのである。

http://baltimore.indymedia.org/newswire/display/3290/index.php ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★家を壊すのは、気持ちのいいもんさ

ジェニンで武装ブルドーザーを75時間ぶっつづけで運転しているモシェ・ニッシムは、こう語った。

「ワシらの仲間は、みんな家を壊したがっているさ。ワシがイスラエル軍からどこどこの家を壊せと命令されたら、余分に周りの家も壊すんだ。邪魔になるからね。  壊す前に、ラウドスピーカーで家の中の連中に警告するけど、ワシは中に人がいようがいまいが、待たずに壊し始めるね。 ばりばりっと、フルパワーで速攻だ。  パレスチナ人のことなんか、知ったこっちゃない。軍からの命令だからね。もちろん家の中の連中が何人も死ぬけどね。こんなボロ家を次々に壊すのは気持ちのいいもんさ」

http://www.gush-shalom.org/archives/kurdi_eng.html ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★ロシア外相も、疑ってかかっている

ロシアは、イラクが隠しているとされる大量破壊兵器について、アメリカ政府がイラクへの侵略を正当化するために、生物化学兵器の発見をでっちあげるのではないかと危惧している。

イワノフ外務大臣は、ロシアの国会で、「もし米英軍が大量破壊兵器を発見しても、その証拠証明は国連の査察団によってのみ検証されなければならない」と発言した。

http://www.hindustantimes.com/news/181_221875,0005.htm ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★平和にチャンスを!

元ビートルズのポール・マッカートニーは26日、パリでコンサートを開いた。 ポールがジョン・レノンの暗殺について唄った「今日、ここに」を演奏し終わると、15000人の観客が自然発生的にジョン・レノンの "Give Peace aChance"(平和にチャンスを)を歌い始めた。

ベトナム戦争に反対して作られたこの曲は、演奏予定には入ってなかったが、ポールも観客の歌声に参加し、会場全体が平和を願う人々の大合唱であふれた。

http://www.expatica.com/france.asp?pad=278,313,&item_id=29961 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★ほら、民主主義を届けにきたぞ

(北バグダッド、シャアブ地区の爆撃跡地にて)

あまりにも酷く、おぞましいまでに残虐だ。 金属のドアには、切断された腕がひっかかっており、 道いっぱいが、血とドロの沼になり、 ガレージの中には人間の脳味噌が散らばっている。

焼けただれたイラク女性の残骸が、 3人の小さな子供を抱いたまま、 まだくすぶっている車の中に残されている。

アメリカ軍のジェット機から発射された二つのロケット弾が、 ここで20人以上を殺したのだ・・・。

ロバート・フィスク(インディペンデント紙)

米軍、誤爆とは認めず(朝日新聞)

米統合参謀本部のマクリスタル作戦副部長は「シャアブを目標にしたことはない。ここには爆弾もミサイルも落としていない。イラク軍の地対空ミサイルが誤って着弾したことも考えられる」とイラク側の誤爆の可能性にも言及した。

http://argument.independent.co.uk/commentators/story.jsp?story=391165 http://www.asahi.com/international/update/0327/015.html ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★ごめんなさい、ミシター・ブッシュ。

「もしあなたが我々のソロモン諸島をイラク戦争賛同国の一つに数えているなら、よけいなお世話ですよ」

ソロモン諸島のアラン・ケマケザ首相は、「ソロモン政府は、いつのまにか賛同国に加えられていたなんて知らなかった。アメリカからその旨の通知も受けていない。即刻、戦争賛同国のリストから外してほしい」と発表した。

http://www.nzherald.co.nz/storydisplay.cfm?storyID=3300727&thesection=news&thesubsection=world

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★イラク日記より

(3月26日)バグダッド

今朝、私の泊まっているホテルの従業員の娘、8歳のリームと話した。彼女は学校で習った歌をうまく歌い、詩を朗読してくれた。

私が、「アメリカ人に何か伝えたいことがある?」と聞くと、リームは、「はい、ミスター・ブッシュに、私たちはあなたの子供たちを殺すために誰かをアメリカに送ったことがありますか?と伝えてください」と言った。

リームは、ちょっと黙った後、「爆撃をやめてください」とつぶやいた。ちょうどリームのお父さんが部屋に来たので、彼女はお父さんの側に寄りそい、「でも、こんなことを言うと、ミスター・ブッシュはどこかで聞いていて、今度は私たちの家を爆撃するかもしれないわね」と言い、私たちは一緒に笑った。

笑いながら、私はリームに、今ここで、「そんな、心配することはないのよ。あなたの家が爆撃されるなんて、絶対にありゃしないんだからね」と約束することができたら、どんなによかっただろうと願った。

そこで、私はリームにこう言った。 「アメリカの私の家の向かいにね、あなたと同じくらいの歳の少女が、お母さんとお婆さんと3人で住んでいるの。お母さんとお婆さんの両方とも病気で、この家族は貧乏なの。リーム、もしその少女が今、この部屋に入ってきたら、あなただったら何て声をかける?」

リームは一瞬の躊躇もしないで、 「私はその子に、私の持っているお金をあげるわ。もし私がお金を持ってなかったら、私の着ている服をあげるわ」と誓った。

キャシー・ケリー(イラク・ピースチーム)

http://electroniciraq.net/news/iraqdiaries.shtml